この記事は前回の記事の続きです。
前回から約2週間、全てのパーツが手元に届きましたので、早速組み立てをしていきます!
追加で買ったもの
最初に、キーボードパーツ以外で追加購入した道具をさらっと紹介します。
- はんだごて
- 温度調整できるやつが良いっぽいので、その機能がついてるものを買いました。
- 実際に買ったのはこちら 付属のツールが満載で、テスター、ピンセット、はんだ、ドライバーなどなど盛り沢山です。
- ピンセットは地味に便利なのであったほうが良いかも。
- はんだ
- 鉛フリーのものは初心者には難しいということで、鉛入りの電子工作用はんだを買いました。
- 太さは1mm。
- Amazonで買ってないけどこれです。
- 作業用マット
- 専用の机なんてものはないので、耐熱マットを買いました。
- Amazonで買いました。これです。
組み立て!スタビライザー 〜 はんだ付け まで
では早速組み立てに入ります!
まずはスタビライザーの準備(ルブ)
スタビライザーはプラスチックパーツと金属パーツが組み合わさっています。どうしてもそれらのパーツが動くことで、「カチャカチャ」という音を出してしまいます。
これで1セット
その音を軽減するのがルブという作業です。横文字が出てきて難しそうですが、全く難しくないです。グリス(潤滑剤)を塗りたくるだけです。必須の作業ではないですが、後から後悔したくないのでやっておくことにしました。
グリスはスーパールブの多目的グリスが良いと言われていたりしますが、もう待てないのでホームセンターでシリコン系のグリスを買ってきました。安いし。
では塗っていきましょう!
側面にぬりぬり・・・
塗ったら大きいパーツに差し込む。向きを間違えないように(3敗)
金属パーツの差し込む部分に思いっきりぬりぬり。容赦なく。
組み立てて完成!
まぁまぁグリスが溢れていますが、おそらく問題ないです。たぶん。
必要なスタビライザー全てにこの作業をしましょう!
スタビライザーをPCBに取り付ける
ルブが終わったらPCBへの取り付けです。キーボード組み立てではスタビライザーの取り付けが最初!これだけは覚えておきましょう。
なぜ最初なのか?というと、スタビライザーはPCBに直接取り付け、その上からプレートを取り付けることになります。そのあとスイッチをはんだ付けするので、最初にスタビライザーを付ける必要があるんですね。
・・・え?何を言っているかわからない?
ということで簡単な図を用意しました。
絵が下手とか言わない!
図で見てわかるように、スタビライザーはPCBとプレートに挟まれる形になります。プレートはスイッチのはんだ付けによって固定されるので、先にスタビライザーをPCBにつけて置く必要があるんですね。
スタビライザー用の穴は大きな穴と小さな穴のセットになっています。大きな穴にスタビライザーの爪を。小さな穴にネジ穴側を取り付けます。
写真を撮り忘れましたが、こんなかんじ。これはPCBによって少し見た目も違うと思いますが、シフトとかエンター、スペースの周りにこんな穴が空いていると思うので、ソレを探しましょう。
取り付けは割と力がいります!爪を先に差し込んで、爪側にグッと押し込みつつ、ネジ側を穴に差し込みましょう。
プレートにスイッチを取り付ける
全てのスタビライザーを付け終わったら、プレートにスイッチを取り付けていきます。
位置が決まっているスイッチは先に差し込んでしまっていいと思います。こんな感じ。
これでOK。(強く握りすぎてプレートの細いところが歪んでますが気にしない。)
幅のある部分については、キー配列によって位置が多少ずれます!実際にプレートをPCBに重ねて、キーキャップをスイッチにつけて位置を調整しましょう。
キーキャップを付けてしまってもいいと思いますが、完成後にキー配置を変えたいこともあると思うので、最低限がいいかなと思います。
プレートにスイッチを一通り付け終わったら、スイッチをPCBに完全に差し込みます。
いいやり方がわかりませんが、自分はPCBを下にして、スイッチとプレートを押し込むような感じで作業しました。
このように、スイッチのピンがちゃんと露出しているかを確認しましょう!押し込みが弱いと、その部分だけ浮いた感じになってしまうので、最悪、ケースにちゃんと収まらないとかもありえます。
このときに、ハンバーガーを持つように持って、互いを押し込むと、出てきたスイッチのピンが指に刺さります。出血しないレベルですが痛いので、気をつけましょう。
はんだ付け!
やっとはんだ付けです!先ほど確認したスイッチのピンの部分にハンダを流し込み、PCBとスイッチが通電できるようにします。
コツはPCB側をしっかりと温めることです。PCB側をしっかりと熱することで、はんだがPCB側に流れこみ、きれいなはんだ付けになります。
PCB側の加熱が足りてないと、スイッチにだけハンダがついてしまい、通電しなくなるので気をつけましょう。
順番は
- PCBとスイッチピンにはんだごてを当てて加熱
- はんだをあてて流し込む
- はんだを離す
- はんだごてを離す
です。この順番を守って、PCBをしっかり加熱できればきれいにはんだ付けできるはず。レッツトライ。
良くない例。スイッチピンの先端にだけはんだがついて、PCBとの接触が甘い。へったくそ。
良い例。PCB側にしっかりとハンダが流れ込んで、山のような形になっている。ジャパニーズ富士山。
あとはPCBにもとから付いているパーツにはんだごてを当てないように注意しましょう。最悪の場合、PCBがただの板になる可能性があります。
はんだ付けが一通りできたら、PCBをパソコンに接続して全てのキーが正常に動作するか確認しましょう!このサイトのキーボードテスト機能がとても便利です。
こんな感じでテストできます。はんだ付けが甘いと、僕みたいに反応しないキーがたくさん出てくるので、はんだ付けをやり直しましょう。
次回、ファームウェアの書き込み
これでほぼ8割ほどは完了です。ファームウェアの書き込み、ケースに取り付ければ、キーボードの完成です!
次回はファームウェアの書き込みについてお話します。
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